一般企業で働きたいけれど、障害や病気でブランクの期間がある人の中には、「東京都にはたくさんの就労移行支援があり、どこに通えばいいか分からない」、「発達障害の支援が充実している事業所はあるの?」と悩んでいる人もいるかもしれません。
このページでは、東京都で発達障害のある人向けのおすすめ就労移行支援事業所をご紹介していきます。
東京都でおすすめの発達障害のある人が利用できる就労移行支援事業所の一覧
ここからは、東京都で就労移行支援事業所を探している発達障害のある人に向けて、おすすめの事業所を20ヶ所ご紹介していきます。
- 23区
- 都心エリア(千代田区・中央区・港区)
- 副都心エリア(新宿区・渋谷区・文京区・豊島区)
- 東部エリア(江東区・墨田区・台東区・荒川区・足立区・葛飾区・江戸川区)
- 西部エリア(北区・板橋区・練馬区・中野区・杉並区・世田谷区・品川区・目黒区・大田区)
- 23区外
都心エリアで発達障害のある人におすすめの就労移行支援事業所
HOPE神田
HOPE神田は、神田駅より徒歩4分、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害のある人が安心して通えるように環境を整えています。
資格取得支援 | MOS Excel、MOS Word |
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設備・環境 | PC無料貸与 |
就職後の定着支援 | あり(最大3年間) |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
コンフィデンス日本橋
コンフィデンス日本橋は、三越前駅より徒歩1分・日本橋駅より徒歩5分、一人ひとりに個別のプログラム対応で個性を伸ばします。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
ディーキャリア芝浦オフィス
ディーキャリア芝浦オフィスは、田町駅より徒歩12分、発達障害の特性による働きづらさをフォローするプログラムが充実しており、職場定着率100%の実績があります。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/発達 |
atGPジョブトレ秋葉原第2
atGPジョブトレ秋葉原第2は、末広町駅より徒歩2分、障害特化型だからこそ、就職後も障害とうまく付き合いながら働き続けるスキルが身につきます。
対応障害 | 精神/発達 |
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プログラム内容 | 発達障害に特化したプログラム、実践的職業トレーニング等 |
ディーキャリアITエキスパート田町オフィス
ディーキャリアITエキスパート田町オフィスは、田町駅より徒歩9分、IT分野に精通したスタッフによるキャリア面談が受けることができます。
平均利用期間 | 12〜18ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/発達 |
atGPジョブトレ大手町
atGPジョブトレ大手町は、大手町駅より徒歩5分、発達障害と聴覚障害に特化したプログラムを提供しています。
対応障害 | 発達/身体 |
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就職定着率 | 91% |
プログラム内容 | 発達障害コース、実践的職業トレーニング等、聴覚障害コース |
副都心エリアで発達障害のある人におすすめの就労移行支援事業所
カレント
カレントは、新宿御苑前駅から徒歩3分、「水草アクアリウム」を活用した独自のプログラムが人気で、軽作業からパソコンの作業まで幅広く学べます。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名(定員12名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達 |
JoBridge飯田橋
JoBridge飯田橋は、飯田橋駅より徒歩3分、発達障害のある人が回復力や自生力を養えるような就労支援プログラムを多数用意しています。
平均利用期間 | 3〜6ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/発達 |
ラルゴ神楽坂
ラルゴ神楽坂は、神楽坂駅から徒歩10分、発達障害と精神障害に特化した就労移行支援事業所で、2名の心理カウンセラーが様々な悩みや不安を取り除くサポートをしています。
平均利用期間 | 3〜6ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員10名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/発達 |
ディーキャリア池袋オフィス
ディーキャリア池袋オフィスは、池袋駅より徒歩6分、発達障害のある人専門の就労移行支援事業所で、過去に500人以上の相談を受けています。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
JSN東京
JSN東京は、渋谷駅から徒歩8分、9名の精神科医が集まって立ち上げた法人で、就職だけではなく働き続けることに力を入れている就労移行支援事業所です。発達障害と精神障害に特化しています。
平均利用期間 | 3〜6ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名(定員20名) |
就職定着率 | 80%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
東部エリアで発達障害のある人におすすめの就労移行支援事業所
ディーキャリア平井オフィス
ディーキャリア平井オフィスは、JR平井駅から徒歩4分で、個々に合わせたカリキュラムを通じて、自己理解を深め、自分に合った仕事を見つけるための支援を行っています。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/発達/身体/難病 |
就労移行支援事業所かがやく学び舎
就労移行支援事業所かがやく学び舎は、亀戸駅より徒歩3分、コミュニケーションスキルや職業スキルのプログラムを提供しながら、「無理なくできる」働き方を一緒に見つけていきます。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/難病 |
ジョブサポート江戸川
ジョブサポート江戸川は、鹿骨バス停・公園入口バス停・前沼橋バス停からいずれも徒歩5分以内、プログラムはオーダーメイドに組み立てるため、既存の訓練にないものもリクエスト可能です。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
西部エリアで発達障害のある人におすすめの就労移行支援事業所
ディーキャリアITエキスパート 中野オフィス
ディーキャリア中野オフィスは、中野駅より徒歩7分、IT分野で活躍できる人を育成するプログラムが充実しています。
平均利用期間 | 12〜18ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/発達 |
ニューロリワーク 五反田センター
ニューロリワーク 五反田センターは五反田駅から徒歩5分で、専門のカウンセリングと個別のサポートを通じて、就職や復職を目指す人々の職場定着をサポートします。
平均利用期間 | 3〜6ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名(定員20名) |
就職定着率 | 80%以上 |
対応障害 | 精神/発達/難病 |
23区外で発達障害のある人におすすめの就労移行支援事業所
meray
merayはJR武蔵小金井駅より徒歩8分にある、 コミュニケーション力・自己理解・セルフケアで働く土台作りができる事業所です。在宅通所が可能だったり、昼食の補助があります。
平均利用期間 | 6~12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 1-5名(定員13名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/発達 |
EXP立川
EXP立川事業所はJR立川駅から徒歩8分にある、 事業所です。精神保健福祉士・社会福祉士 ・公認心理師・臨床心理士の資格を有した専門スタッフが在籍しています。
平均利用期間 | 6~12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員6名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/発達 |
就労移行支援事業所 TODAY三鷹
TODAY三鷹は、三鷹駅より徒歩9分、在宅通所に対応し、一人ひとり個別に就労するためのオーダーメイドの支援を行う事業所です。
平均利用期間 | 3〜6ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
ディーキャリア 立川オフィス
ディーキャリア 立川オフィスはJR立川駅から徒歩5分にある、 「やりがいを感じられる仕事」×「あなたらしい働き方」を目指すための支援をおこなっている事業所です。社会福祉士の資格を持つスタッフが在籍しています。
平均利用期間 | 6~12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
東京都にある発達障害に特化した大手の就労移行支援事業所の一覧
東京都にある発達障害に特化した大手の就労移行支援事業所をご紹介します。
全国展開している大手の就労移行支援事業所は利用者数が多いため、たくさんの就労実績とノウハウが蓄積されています。それらに基づいてプログラムが構成されているので、就労で必要なことを無駄なく学べることが期待できます。
また、就労実績が多いということはそれだけ企業とのつながりが多いということなので、就職の窓口が広いとも言えるでしょう。
サービス名 | 東京都にある事業所 | 特徴・ポイント |
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ディーキャリア(d-career) | 立川|芝浦|ITエキスパート 中野|ITエキスパート田町|池袋|秋葉原|秋葉原駅前|平井|町田|他6事業所 | 発達障害の特性に応じたコンテンツ 就職後の職場定着率は91.3%(2022年) 全国に91事業所 |
atGPジョブトレ | 秋葉原第2|大手町 | 事務職での就職率は94.5%(2019-2020年) 5つの障害別コースあり 就職後の定着率は91%(2019年) |
Kaien | 8事業所 | 就職人数は約2,000人(過去10年間) 就職後1年後の離職率は9% |
東京都で発達障害のある人向けの就労移行支援事業所の口コミ・体験談・評判
ここでは、東京都で発達障害のある人向けの就労移行支援事業所を利用した人の体験談をご紹介していきます。
30代男性(発達障害・精神障害)の体験談・口コミ
週5日・1日5時間利用し、IT企業・動画編集サポートとして障害を開示して就職しました。
大学生の頃に社会不安障害となり、就活で症状が悪化。挫折感を抱え、人の目を見たり、見られたりすると不安になってしまうように。卒業後はアルバイトを転々としていました。同じことの繰り返しを変えようと訪れた飯田橋のハローワークで、事業所を紹介されました。
通い始めて半年ぐらいで自分が思っていることを口に出していいんだと思えるようになり、周囲とのコミュニケーションがスムーズに。ほどなくチームでの実践トレーニングに取り組み始めました。
就職後は相手に否定されることを怖がっていましたが、実践トレーニングを通して、仲間と意見を交わすことで物事が上手く進むことを理解できるようになりました。物事に丁寧にコツコツと取り組むタイプで、書類のチェックなどが得意ということも分かり、企業の労務管理などを行う部署へ就職しました。
20代女性(ASD、ADHD、うつ病)の体験談・口コミ
通った就労移行支援事業所の特徴は、様々な講座があったこと、カウンセラーが2名いらっしゃるので気軽にカウンセリングを受けることができること、私の場合は少し遠くに住んでいた為オンラインでの講座の受講など、柔軟に対応してくださるところだと思います。
また、通所した際は無料でお昼ご飯も出していただけたので、負担なく通所し就職が出来ました。
20代男性(ADHD、うつ症状)の体験談・口コミ
ほぼ未経験からプログラミングを学び、現在は下流工程を担当するエンジニアとして働いています。
前職で上司とうまくいかずに精神的に追い込まれて休職しました。自分の障害特性をきちんと理解してから安心して働くためにはどうしたらいいのかをネットで検索していたら、就労移行支援のサービスを見つけました。
事業所では、自分の苦手(障害特性)を認め、その対策を具体的に考えられたことがよかったです。正直自分のできないことと向き合うのには抵抗感があり、それを認めるまでは時間がかかりました。さまざまな訓練や、ナビゲーションブック(障害特性についてまとめたシート)を作成する中で、「すぐに就職したい」という気持ちから「安心して働くためには時間をかけた自分と向き合ったほうがいい」と認識を変えることができました。
就労移行支援事業所は2年間しか利用できないですが、人生はその先も続いていきます。就職だけがゴールではないですから、どんな職種に就きたいのか、どんなキャリアを築きたいのか、どんな風に生きていきたいのか、就職だけなく生活面も含めて、親身になっていただきました。 もちろん早く就職したい気持ちもあると思いますが(自分も1日でも早く就職できたほうがいいいと思っていました笑)ここで1度、時間をかけて自分と向き合ってみてください。
発達障害のある人は就労移行支援事業所で何ができるの?
就労移行支援事業所は、障害などが要因で就労が困難な人に対し、就職に役立つ訓練プログラムを提供して就職活動をサポートするサービスです。
発達障害のある人はコミュニケーション面で困難を抱えていることが多いですが、職場ではコミュニケーションについて教わる機会がほとんどありません。
そのため「なぜかわからないけど怒られてしまった」という場面が多く、対処法がわからないため同じミスを繰り返してしまうことがあります。
多くの就労移行支援事業所では、コミュニケーションについて学べる訓練プログラムも提供しているので、コミュニケーションスキルが身につき、働きやすくなることが期待できます。
発達障害の支援に特化した就労移行支援事業所もある
一般的な就労移行支援事業所は障害を特定せずに受け入れています。一方で、特定の障害のある人を中心に受け入れているのが、障害特化型の就労移行支援事業所です。
障害特化型の中には、発達障害のある人の支援に特化した就労移行支援事業所もあります。
発達障害特化型の就労移行支援事業所の多くは、発達障害の特性を理解するプログラムやコミュニケーション系のプログラムが充実しています。
また、発達障害のある人に多い聴覚過敏や視覚過敏に配慮した環境であることも多いほか、自身に近い悩みを持つ人が集まるので、利用者同士で共感を得られやすいといった特徴もあります。
- 自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
就労移行支援の利用対象となる発達障害
就労移行支援事業所は、自閉スペクトラム症や注意欠陥多動性障害、学習障害といった発達障害がある人も利用することができます。
自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
自閉スペクトラム症は、多くの遺伝的な要因が複雑に関与して起こる生まれつきの脳機能障害で、言葉の遅れ、、会話が成り立たない、格式張った字義通りの言語など、言語やコミュニケーションの障害が認められることが多いです。
また、一つの興味・事柄に関心が限定され、こだわりが強く、感覚過敏あるいは鈍麻など感覚の問題も認められることも特徴の一つとされています。
(参考:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト)
注意欠陥多動性障害(ADHD)
注意欠陥多動性障害(ADHD)は、活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めないなどの「不注意」と、じっとしていられない・静かに遊べない・待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまうなどにより、学校や家庭で生活をおくるにあたって障害となっている状態のことを言います。
(参考:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト)
学習障害(LD)
学習障害は、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった学習に必要な基礎的な能力のうち、一つないし複数の特定の能力についてなかなか習得できなかったり、うまく発揮することができなかったりすることによって、学習上、様々な困難に直面している状態のことを言います。
(参考:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト)
発達障害のある人が就労移行支援事業所を選ぶときのポイント
発達障害のある人が就労移行支援事業所を選ぶときに重視したほうが良いポイントを5つ解説します。
①就職の実績で選ぶ
就労移行支援事業所は就職を目指すところなので、就職の実績はとても大切な指標です。
就職者数だけではなく、就職先の業種や職種も確認することをおすすめします。
例えば自身はIT系に就職したいと思っているのに、過去の就職先にIT系がないのであれば、その就労移行支援事業所では自身が希望するような支援が受けられないかもしれません。
②就職後の定着率で選ぶ
一般的に定着率とは、就職した人の中で6ヶ月以上継続して働いている人の割合をいいます。
卒業生が就職先の職場で働き続けられているかどうかを知るため、定着率もしっかりと把握しましょう。
定着率が高い就労移行支援事業所は、長期就労に向けての訓練プログラムを提供していると考えられます。
③発達障害に特化したプログラムで選ぶ
発達障害のある人は「なぜ怒られたのかわからない」という経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
発達障害の特性を理解するプログラムや、自己理解を促すプログラムを受けることで、怒られる理由が少しずつ理解できる可能性があります。
また、発達障害のある人に特化した職業訓練プログラムを受けることで新しい職場に適応しやすくなり、就職後の定着率が上がることが期待できるでしょう。
④聴覚や視覚過敏への配慮があるかどうかで選ぶ
発達障害のある人は、程度に差はありますが、聴覚や視覚が過敏である傾向があります。
聴覚が過敏な人であれば、空調の音が気になってプログラムに集中できない、周囲の雑音が気になって講師の話が頭に入らない、ということがあるかもしれません。
空調の音が気になるときは席の移動ができるか、周囲の音が気になるときに耳栓の使用ができるかなど、どのような配慮が得られるか確認してみましょう。
⑤職場体験の機会があるかどうかで選ぶ
発達障害のある人は、高いスキルがあるけど環境が変わるとそのスキルを発揮できないことがあります。
事業所の中でできることを場所が変わってもできるように、事業所外で作業する職場体験の経験を積むことは有益です。
事業所によって職場体験の内容や数が異なりますので、事前に聞いてみることをおすすめします。
東京都の就労移行支援事業所をランキングから選ぶ際の注意点
インターネットでは就労移行支援事業所に関する様々なランキングが公開されています。これらのランキングを参考にして、ご自身にあった就労移行支援事業所を探すためには、いくつか注意点がありますので、ご紹介していきます。
注意点①ランキングの評価軸
ランキングがどのような基準で作成されているかは必ず確認してみてください。就職実績、プログラムの内容、交通費・昼食の補助、スタッフの資格など、就労移行支援事業所を選ぶ基準は人によって異なるため、自分にとって重要な要素が含まれているかをチェックすることが大切です。
注意点②複数の情報を比較
先ほどお伝えしたように、評価軸はランキングによって異なります。そのため、一つのランキングだけに頼らず、他のランキングや口コミ、事業所検索サイトといった複数の情報源を比較することで、より客観的な視点で事業所を選ぶことができます。
注意点③ランキングの信頼性
ランキングがどのような情報をもとに作成されているのかどうか、信頼できる情報元なのかどうかは確認しておきましょう。例えば、アフィリエイトサイトは収益を目的としているため、特定の事業所を優先的に紹介している可能性があります。中立的で信頼性の高いランキングは、第三者機関や公的機関による評価に基づいていることが多いです。
注意点④ランキングの作成日
ランキングは更新されることが多く、古い情報では現状を正しく反映していない場合がありますから、いつ時点の情報なのかは確認しておきましょう。
特に就労移行支援事業所の就職人数や就職後の職場定着率といった就職実績は、年によって違いがあるため、最新の情報をチェックしておいた方がよいでしょう。
就労移行支援事業所に関するよくある質問
まとめ
ここまで、東京都で発達障害のある人向けのおすすめの就労移行支援事業所をご紹介してきましたが、いかがでしたか。
「どの就労移行支援事業所に行けばいいのか分からない」という場合は、あなたの希望条件に応じて、探し方のヒントをご案内させていただきます。
お困りの際は、ぜひお気軽にデイゴー就労支援ナビにご相談ください。