一般企業で働きたいけれど、障害や病気でブランクの期間がある人の中には、「神奈川にはたくさんの就労移行支援があり、どこに通えばいいか分からない」、「発達障害の支援が充実している事業所はあるの?」と悩んでいる人もいるかもしれません。
このページでは、神奈川県で発達障害のある人向けのおすすめ就労移行支援事業所をご紹介していきます。
神奈川県でおすすめの発達障害のある人が利用できる就労移行支援事業所の一覧
ここからは、神奈川県で就労移行支援事業所を探している発達障害のある人に向けて、おすすめの事業所を10ヶ所ご紹介していきます。
就労移行・定着支援事業所ビンゴ横浜
ビンゴ横浜は、職場適応力向上を目指した支援を提供し、昼食補助制度が利用可能です。利用者が安心して昼食を取れる環境が整えられています。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 6-9名(定員20名) |
就職定着率 | 80%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
アドライズplus横浜東神奈川センター
アドライズplus横浜東神奈川センターは、交通費の一部補助制度があり、利用者の通所負担を軽減する取り組みを行っています。職場適応力向上を目指した支援が特徴です。
交通費 | 補助あり |
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昼食 | 補助あり |
資格取得支援 | あり |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
ヴィストキャリア横浜駅前
ヴィストキャリア横浜駅前は、神奈川駅より徒歩3分、横浜駅より徒歩5分で、就職活動から就職後の定着サポートまで、個別での支援が充実した事業所です。
平均利用期間 | 3〜6ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
JOB PLACE COZY
JOB PLACE COZYは、桜木町駅から徒歩8分。アットホームな雰囲気の中で、利用者のペースに合わせたサポートを行っています。特に就職活動における面接対策や履歴書作成に力を入れており、就職率の高さが自慢です。
平均利用期間 6〜12ヶ月 昨年就職人数 1-5名(定員16名) 対応障害 精神/知的/発達/身体/難病
ピアジョブサポート二俣川
ピアジョブサポート二俣川は、二俣川駅から徒歩4分。地域密着型の事業所で、職場見学や実習を通じた体験型のサポートが特徴です。少人数制での個別対応が好評で、利用者が自信を持って就職活動に臨めるよう支援しています。
昨年就職人数 | 1-5名(定員20名) |
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就職定着率 | 60%未満 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
就労移行ITスクール溝の口
就労移行ITスクール溝の口事業所は溝の口駅から徒歩3分、武蔵溝ノ口駅から徒歩3分にある、 プログラミング・Webデザイン・動画編集など ITスキル習得に強い事業所です。
平均利用期間 | 3〜6ヶ月 |
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昨年就職人数 | 1~5名定員(20名) |
就職定着率 | 60%未満 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
Future Dream Achievement 川崎
Future Dream Achievement 川崎は、川崎駅から徒歩圏内に位置し、発達障害に対応した包括的な支援を提供。コミュニケーションや社会スキルの向上を重視したプログラムが充実しており、職場体験を通じて実践力を養います。
交通費の補助 | あり |
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在宅訓練 | 可能 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
manaby川崎事業所
manaby川崎事業所事業所は川崎駅から徒歩10分、京急川崎駅から徒歩7分にある、 事務・デザイン・プログラミングなど幅広くITスキルが学べる事業所です。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名定員(20名) |
就職定着率 | 80%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
日本就労移行支援センター川崎駅前校
日本就労移行支援センター川崎駅前校は川崎駅から徒歩3分、京急川崎駅から徒歩1分にある、 看護師資格の保有者が常駐している事業所です。
対応障害 | 精神/発達/難病 |
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プログラム内容 | 精神・発達・休職者に特化した専門カリキュラム |
専門スタッフ | 看護師資格保有者が常駐 |
ミラトレ川崎
ミラトレ川崎は、京急川崎駅より徒歩6分、川崎駅より徒歩8分で、特例子会社ならではの、障害者雇用実績やノウハウに基づいた支援を行っています。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
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昨年就職人数 | 10-14名定員(20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
神奈川県にある発達障害に特化した大手の就労移行支援事業所の一覧
神奈川県にある発達障害に特化した大手の就労移行支援事業所をご紹介します。
全国展開している大手の就労移行支援事業所は利用者数が多いため、たくさんの就労実績とノウハウが蓄積されています。それらに基づいてプログラムが構成されているので、就労で必要なことを無駄なく学べることが期待できます。
また、就労実績が多いということはそれだけ企業とのつながりが多いということなので、就職の窓口が広いとも言えるでしょう。
サービス名 | 特徴・ポイント | 神奈川県にある事業所 |
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ディーキャリア(d-career) | 発達障害の特性に応じたコンテンツ 就職後の職場定着率は91.3%(2022年)全国に91事業所 | 海老名オフィス 横須賀三浦オフィス ITエキスパート横浜馬車道オフィス 藤沢オフィス ITエキスパート海老名オフィス 横浜オフィス 横浜東口オフィス |
atGPジョブトレ | 事務職での就職率は94.5%(2019-2020年) 5つの障害別コースあり 就職後の定着率は91%(2019年) | atGPジョブトレ横浜 |
Kaien | 就職人数は約2,000人(過去10年間) 就職後1年後の離職率は9% | 3事業所 |
発達障害のある人は就労移行支援事業所で何ができるの?
就労移行支援事業所は、障害などが要因で就労が困難な人に対し、就職に役立つ訓練プログラムを提供して就職活動をサポートするサービスです。
発達障害のある人はコミュニケーション面で困難を抱えていることが多いですが、職場ではコミュニケーションについて教わる機会がほとんどありません。
そのため「なぜかわからないけど怒られてしまった」という場面が多く、対処法がわからないため同じミスを繰り返してしまうことがあります。
多くの就労移行支援事業所では、コミュニケーションについて学べる訓練プログラムも提供しているので、コミュニケーションスキルが身につき、働きやすくなることが期待できます。
発達障害の支援に特化した就労移行支援事業所もある
一般的な就労移行支援事業所は障害を特定せずに受け入れています。一方で、特定の障害のある人を中心に受け入れているのが、障害特化型の就労移行支援事業所です。
障害特化型の中には、発達障害のある人の支援に特化した就労移行支援事業所もあります。
発達障害特化型の就労移行支援事業所の多くは、発達障害の特性を理解するプログラムやコミュニケーション系のプログラムが充実しています。
また、発達障害のある人に多い聴覚過敏や視覚過敏に配慮した環境であることも多いです。
自身に近い悩みを持つ人が集まるので、利用者同士で共感を得られやすいといった特徴もあります。
- 自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
就労移行支援の利用対象となる発達障害
就労移行支援事業所は、自閉スペクトラム症や注意欠陥多動性障害、学習障害といった発達障害がある人も利用することができます。
また、障害者手帳を持っていないグレーゾーンの方の場合でも、主治医の意見書等があれば就労移行支援を利用することができます。
- 自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
(参考:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト)
自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
自閉スペクトラム症は、多くの遺伝的な要因が複雑に関与して起こる生まれつきの脳機能障害で、言葉の遅れ、会話が成り立たない、格式張った字義通りの言語など、言語やコミュニケーションの障害が認められることが多いです。
また、一つの興味・事柄に関心が限定され、こだわりが強く、感覚過敏あるいは鈍麻など感覚の問題も認められることも特徴の一つとされています。
注意欠陥多動性障害(ADHD)
注意欠陥多動性障害(ADHD)は、活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めないなどの「不注意」と、じっとしていられない・静かに遊べない・待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまうなどにより、学校や家庭で生活をおくるにあたって障害となっている状態のことを言います。
学習障害(LD)
学習障害は、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった学習に必要な基礎的な能力のうち、一つないし複数の特定の能力についてなかなか習得できなかったり、うまく発揮することができなかったりすることによって、学習上、様々な困難に直面している状態のことを言います。
発達障害のある人が就労移行支援事業所を選ぶときのポイント
発達障害のある人が就労移行支援事業所を選ぶときに重視したほうが良いポイントを5つ解説します。
①就職の実績で選ぶ
就労移行支援事業所は就職を目指すところなので、就職の実績はとても大切な指標です。
就職者数だけではなく、就職先の業種や職種も確認することをおすすめします。
例えば自身はIT系に就職したいと思っているのに、過去の就職先にIT系がないのであれば、その就労移行支援事業所では自身が希望するような支援が受けられないかもしれません。
②就職後の定着率で選ぶ
一般的に定着率とは、就職した人の中で6ヶ月以上継続して働いている人の割合をいいます。
卒業生が就職先の職場で働き続けられているかどうかを知るため、定着率もしっかりと把握しましょう。
定着率が高い就労移行支援事業所は、長期就労に向けての訓練プログラムを提供していると考えられます。
③発達障害に特化したプログラムで選ぶ
発達障害のある人は「なぜ怒られたのかわからない」という経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
発達障害の特性を理解するプログラムや、自己理解を促すプログラムを受けることで、怒られる理由が少しずつ理解できる可能性があります。
また、発達障害のある人に特化した職業訓練プログラムを受けることで新しい職場に適応しやすくなり、就職後の定着率が上がることが期待できるでしょう。
④聴覚や視覚過敏への配慮があるかどうかで選ぶ
発達障害のある人は、程度に差はありますが、聴覚や視覚が過敏である傾向があります。
聴覚が過敏な人であれば、空調の音が気になってプログラムに集中できない、周囲の雑音が気になって講師の話が頭に入らない、ということがあるかもしれません。
空調の音が気になるときは席の移動ができるか、周囲の音が気になるときに耳栓の使用ができるかなど、どのような配慮が得られるか確認してみましょう。
⑤職場体験の機会があるかどうかで選ぶ
発達障害のある人は、高いスキルがあるけど環境が変わるとそのスキルを発揮できないことがあります。
事業所の中でできることを場所が変わってもできるように、事業所外で作業する職場体験の経験を積むことは有益です。
事業所によって職場体験の内容や数が異なりますので、事前に聞いてみることをおすすめします。
神奈川県の就労移行支援事業所をランキングから選ぶ際の注意点
インターネットでは就労移行支援事業所に関する様々なランキングが公開されています。これらのランキングを参考にして、ご自身にあった就労移行支援事業所を探すためには、いくつか注意点がありますので、ご紹介していきます。
注意点①ランキングの評価軸
ランキングがどのような基準で作成されているかは必ず確認してみてください。就職実績、プログラムの内容、交通費・昼食の補助、スタッフの資格など、就労移行支援事業所を選ぶ基準は人によって異なるため、自分にとって重要な要素が含まれているかをチェックすることが大切です。
注意点②複数の情報を比較
先ほどお伝えしたように、評価軸はランキングによって異なります。そのため、一つのランキングだけに頼らず、他のランキングや口コミ、事業所検索サイトといった複数の情報源を比較することで、より客観的な視点で事業所を選ぶことができます。
注意点③ランキングの信頼性
ランキングがどのような情報をもとに作成されているのかどうか、信頼できる情報元なのかどうかは確認しておきましょう。例えば、アフィリエイトサイトは収益を目的としているため、特定の事業所を優先的に紹介している可能性があります。中立的で信頼性の高いランキングは、第三者機関や公的機関による評価に基づいていることが多いです。
注意点④ランキングの作成日
ランキングは更新されることが多く、古い情報では現状を正しく反映していない場合がありますから、いつ時点の情報なのかは確認しておきましょう。
特に就労移行支援事業所の就職人数や就職後の職場定着率といった就職実績は、年によって違いがあるため、最新の情報をチェックしておいた方がよいでしょう。
就労移行支援事業所に関するよくある質問
まとめ
ここまで、神奈川県で発達障害のある人向けのおすすめの就労移行支援事業所をご紹介してきましたが、いかがでしたか。
「どの就労移行支援事業所に行けばいいのか分からない」という場合は、あなたの希望条件に応じて、探し方のヒントをご案内させていただきます。
お困りの際は、ぜひお気軽にデイゴー就労支援ナビにご相談ください。