神奈川県で発達障害のある人向けの就労移行支援事業所17選!大手事業所も一覧で紹介

一般企業で働きたいけれど、障害や病気でブランクの期間がある人の中には、「神奈川にはたくさんの就労移行支援があり、どこに通えばいいか分からない」、「発達障害の支援が充実している事業所はあるの?」と悩んでいる人もいるかもしれません。

このページでは、神奈川県で発達障害のある人向けのおすすめ就労移行支援事業所をご紹介していきます。

目次
  1. 神奈川県でおすすめの発達障害のある人が利用できる就労移行支援事業所の一覧
    1. ウェルビー新横浜前センター
    2. ウェルビー新横浜第2センター
    3. ウェルビー桜木町駅前センター
    4. ウェルビー戸塚駅前センター
    5. ウェルビー上大岡駅前センター
    6. ウェルビー平塚駅北口センター
    7. ウェルビー本厚木駅前センター
    8. 就労移行・定着支援事業所ビンゴ横浜
    9. アドライズplus横浜東神奈川センター
    10. ヴィストキャリア横浜駅前
    11. JOB PLACE COZY
    12. ピアジョブサポート二俣川
    13. 就労移行ITスクール溝の口
    14. Future Dream Achievement 川崎
    15. manaby川崎事業所
    16. 日本就労移行支援センター川崎駅前校
    17. ミラトレ川崎
  2. 神奈川県にある発達障害に特化した大手の就労移行支援事業所の一覧
  3. 発達障害のある人は就労移行支援事業所で何ができるの?
    1. 発達障害の支援に特化した就労移行支援事業所もある
  4. 就労移行支援の利用対象となる発達障害
    1. 自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
    2. 注意欠陥多動性障害(ADHD)
    3. 学習障害(LD)
  5. 発達障害のある人が就労移行支援事業所を選ぶときのポイント
    1. ①就職の実績で選ぶ
    2. ②就職後の定着率で選ぶ
    3. ③発達障害に特化したプログラムで選ぶ
    4. ④聴覚や視覚過敏への配慮があるかどうかで選ぶ
    5. ⑤職場体験の機会があるかどうかで選ぶ
  6. 神奈川県の就労移行支援事業所をランキングから選ぶ際の注意点
    1. 注意点①ランキングの評価軸
    2. 注意点②複数の情報を比較
    3. 注意点③ランキングの信頼性
    4. 注意点④ランキングの作成日
  7. 就労移行支援事業所に関するよくある質問
    1. グレーゾーンの人も就労移行支援を利用できる?
    2. そもそも就労移行支援事業所って何?
    3. 就労移行支援事業所と就労継続支援の違いは?
    4. 就労移行支援事業所はどんな人が対象なの?
    5. HSPの人は就労移行支援を利用できる?
    6. 就労移行支援事業所に通いながらアルバイトはできる?
    7. 就労移行支援事業所は何年通える?
  8. まとめ

神奈川県でおすすめの発達障害のある人が利用できる就労移行支援事業所の一覧

ここからは、神奈川県で就労移行支援事業所を探している発達障害のある人に向けて、おすすめの事業所を17ヶ所ご紹介していきます。

ウェルビー新横浜前センター

ウェルビー新横浜駅前センターは、新横浜駅より徒歩4分で、サポートとアクセスが魅力の事業所です。

平均利用期間12〜18ヶ月
昨年就職人数10~14名(定員20名)
就職定着率80%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ウェルビー新横浜駅前センター - 横浜市港北区/就労移行支援 ウェルビー新横浜駅前センターは神奈川県 横浜市港北区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です...

ウェルビー新横浜第2センター

ウェルビー新横浜第2センターは、新横浜駅より徒歩6分で、新しい一歩を支えるサポートが充実した事業所です。

平均利用期間12〜18ヶ月
昨年就職人数10~14名(定員20名)
就職定着率80%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ウェルビー新横浜第2センター - 横浜市港北区/就労移行支援 ウェルビー新横浜第2センターは神奈川県 横浜市港北区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です...

ウェルビー桜木町駅前センター

ウェルビー桜木町駅前センターは、桜木町駅より徒歩4分で、職業訓練プログラムが充実した事業所です。

平均利用期間12〜18ヶ月
昨年就職人数10~14名(定員20名)
就職定着率80%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ウェルビー桜木町駅前センター - 横浜市中区/就労移行支援 ウェルビー桜木町駅前センターは神奈川県 横浜市中区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。...

ウェルビー戸塚駅前センター

ウェルビー戸塚駅前センターは、戸塚駅より徒歩5分で、包括的な支援が充実した事業所です。

平均利用期間12〜18ヶ月
昨年就職人数10~14名(定員20名)
就職定着率80%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ウェルビー戸塚駅前センター - 横浜市戸塚区/就労移行支援 ウェルビー戸塚駅前センターは神奈川県 横浜市戸塚区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。...

ウェルビー上大岡駅前センター

ウェルビー上大岡駅センターは、上大岡駅より徒歩2分で、在宅訓練、就職後の定着支援が充実した事業所です。

平均利用期間12〜18ヶ月
昨年就職人数10~14名(定員20名)
就職定着率80%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ウェルビー上大岡駅前センター - 横浜市港南区/就労移行支援 ウェルビー上大岡駅前センターは神奈川県 横浜市港南区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です...

ウェルビー平塚駅北口センター

ウェルビー平塚駅北口センターは、平塚駅より徒歩5分、多様な職業訓練を提供している事業所です。

平均利用期間12〜18ヶ月
昨年就職人数1~5名(定員20名)
就職定着率90%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ウェルビー平塚駅北口センター - 平塚市/就労移行支援 ウェルビー平塚駅北口センターは神奈川県 平塚市の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。就労...

ウェルビー本厚木駅前センター

ウェルビー本厚木駅前センターは、本厚木駅より徒歩4分、地域密着の支援を提供している事業所です。

平均利用期間12〜18ヶ月
昨年就職人数10~14名(定員20名)
就職定着率80%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ウェルビー本厚木駅前センター - 厚木市/就労移行支援 ウェルビー本厚木駅前センターは神奈川県 厚木市の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。就労...

就労移行・定着支援事業所ビンゴ横浜

ビンゴ横浜は、職場適応力向上を目指した支援を提供し、昼食補助制度が利用可能です。利用者が安心して昼食を取れる環境が整えられています。

平均利用期間6〜12ヶ月
昨年就職人数6-9名(定員20名)
就職定着率80%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
就労移行・定着支援事業所ビンゴ横浜 - 横浜市中区/就労移行支援 就労移行・定着支援事業所ビンゴ横浜は神奈川県 横浜市中区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能で...

アドライズplus横浜東神奈川センター

アドライズplus横浜東神奈川センターは、交通費の一部補助制度があり、利用者の通所負担を軽減する取り組みを行っています。職場適応力向上を目指した支援が特徴です。

交通費補助あり
昼食補助あり
資格取得支援あり
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
アドライズplus横浜東神奈川センター - 横浜市神奈川区/就労移行支援 アドライズplus横浜東神奈川センターは神奈川県 横浜市神奈川区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが...

ヴィストキャリア横浜駅前

ヴィストキャリア横浜駅前は、神奈川駅より徒歩3分、横浜駅より徒歩5分で、就職活動から就職後の定着サポートまで、個別での支援が充実した事業所です。

平均利用期間3〜6ヶ月
昨年就職人数10-14名(定員20名)
就職定着率90%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ヴィストキャリア横浜駅前 - 横浜市神奈川区/就労移行支援 ヴィストキャリア横浜駅前は神奈川県 横浜市神奈川区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。...

JOB PLACE COZY

JOB PLACE COZYは、桜木町駅から徒歩8分。アットホームな雰囲気の中で、利用者のペースに合わせたサポートを行っています。特に就職活動における面接対策や履歴書作成に力を入れており、就職率の高さが自慢です。

平均利用期間6〜12ヶ月
昨年就職人数1-5名(定員16名)
対応障害精神/知的/発達/身体/難病

デイゴー
JOB PLACE COZY - 横浜市鶴見区/就労移行支援 JOB PLACE COZYは神奈川県 横浜市鶴見区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。就労移行支援...

ピアジョブサポート二俣川

ピアジョブサポート二俣川は、二俣川駅から徒歩4分。地域密着型の事業所で、職場見学や実習を通じた体験型のサポートが特徴です。少人数制での個別対応が好評で、利用者が自信を持って就職活動に臨めるよう支援しています。

昨年就職人数1-5名(定員20名)
就職定着率60%未満
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ピアジョブサポート二俣川 - 横浜市旭区/就労移行支援 ピアジョブサポート二俣川は神奈川県 横浜市旭区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。就労...

就労移行ITスクール溝の口

就労移行ITスクール溝の口事業所は溝の口駅から徒歩3分、武蔵溝ノ口駅から徒歩3分にある、 プログラミング・Webデザイン・動画編集など ITスキル習得に強い事業所です。

平均利用期間3〜6ヶ月
昨年就職人数1~5名定員(20名)
就職定着率60%未満
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
就労移行ITスクール溝の口 - 川崎市高津区/就労移行支援 就労移行ITスクール溝の口は神奈川県 川崎市高津区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。就...

Future Dream Achievement 川崎

Future Dream Achievement 川崎は、川崎駅から徒歩圏内に位置し、発達障害に対応した包括的な支援を提供。コミュニケーションや社会スキルの向上を重視したプログラムが充実しており、職場体験を通じて実践力を養います。

交通費の補助あり
在宅訓練可能
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
Future Dream Achievement 川崎 - 川崎市川崎区/就労移行支援 Future Dream Achievement 川崎は神奈川県 川崎市川崎区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です...

manaby川崎事業所

manaby川崎事業所事業所は川崎駅から徒歩10分、京急川崎駅から徒歩7分にある、 事務・デザイン・プログラミングなど幅広くITスキルが学べる事業所です。

平均利用期間6〜12ヶ月
昨年就職人数10-14名定員(20名)
就職定着率80%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
manaby川崎事業所 - 川崎市川崎区/就労移行支援 manaby川崎事業所は神奈川県 川崎市川崎区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。就労移行支...

日本就労移行支援センター川崎駅前校

日本就労移行支援センター川崎駅前校は川崎駅から徒歩3分、京急川崎駅から徒歩1分にある、 看護師資格の保有者が常駐している事業所です。

対応障害精神/発達/難病
プログラム内容精神・発達・休職者に特化した専門カリキュラム
専門スタッフ看護師資格保有者が常駐
デイゴー
日本就労移行支援センター川崎駅前校 - 川崎市川崎区/就労移行支援 日本就労移行支援センター川崎駅前校は神奈川県 川崎市川崎区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可...

ミラトレ川崎

ミラトレ川崎は、京急川崎駅より徒歩6分、川崎駅より徒歩8分で、特例子会社ならではの、障害者雇用実績やノウハウに基づいた支援を行っています。

平均利用期間6〜12ヶ月
昨年就職人数10-14名定員(20名)
就職定着率90%以上
対応障害精神/知的/発達/身体/難病
デイゴー
ミラトレ川崎 - 川崎市幸区/就労移行支援 ミラトレ川崎は神奈川県 川崎市幸区の就労移行支援事業所です。雰囲気やサポート内容を確認してから、気になる事業所には無料でお問い合わせが可能です。就労移行支援の検...

神奈川県にある発達障害に特化した大手の就労移行支援事業所の一覧

神奈川県にある発達障害に特化した大手の就労移行支援事業所をご紹介します。

全国展開している大手の就労移行支援事業所は利用者数が多いため、たくさんの就労実績とノウハウが蓄積されています。それらに基づいてプログラムが構成されているので、就労で必要なことを無駄なく学べることが期待できます。

また、就労実績が多いということはそれだけ企業とのつながりが多いということなので、就職の窓口が広いとも言えるでしょう。

サービス名特徴・ポイント神奈川県にある事業所
ウェルビー全国114センター(2024年)
職場定着率91.0%(2024年)
職場累計7,901名(2024年)
新横浜駅前新横浜第2桜木町駅前本厚木駅前戸塚駅前平塚駅北口上大岡駅前|その他5事業所
ディーキャリア(d-career)発達障害の特性に応じたコンテンツ
就職後の職場定着率は91.3%(2022年)全国に91事業所
海老名オフィス
横須賀三浦オフィス
ITエキスパート横浜馬車道オフィス
藤沢オフィス
ITエキスパート海老名オフィス
横浜オフィス
横浜東口オフィス
atGPジョブトレ事務職での就職率は94.5%(2019-2020年)
5つの障害別コースあり
就職後の定着率は91%(2019年)
atGPジョブトレ横浜
Kaien就職人数は約2,000人(過去10年間)
就職後1年後の離職率は9%
3事業所

発達障害のある人は就労移行支援事業所で何ができるの?

就労移行支援事業所は、障害などが要因で就労が困難な人に対し、就職に役立つ訓練プログラムを提供して就職活動をサポートするサービスです。

発達障害のある人はコミュニケーション面で困難を抱えていることが多いですが、職場ではコミュニケーションについて教わる機会がほとんどありません。

そのため「なぜかわからないけど怒られてしまった」という場面が多く、対処法がわからないため同じミスを繰り返してしまうことがあります。

多くの就労移行支援事業所では、コミュニケーションについて学べる訓練プログラムも提供しているので、コミュニケーションスキルが身につき、働きやすくなることが期待できます。

発達障害の支援に特化した就労移行支援事業所もある

一般的な就労移行支援事業所は障害を特定せずに受け入れています。一方で、特定の障害のある人を中心に受け入れているのが、障害特化型の就労移行支援事業所です。

障害特化型の中には、発達障害のある人の支援に特化した就労移行支援事業所もあります。

発達障害特化型の就労移行支援事業所の多くは、発達障害の特性を理解するプログラムやコミュニケーション系のプログラムが充実しています。

また、発達障害のある人に多い聴覚過敏や視覚過敏に配慮した環境であることも多いです。

自身に近い悩みを持つ人が集まるので、利用者同士で共感を得られやすいといった特徴もあります。

就労移行支援の利用対象となる発達障害の例
  • 自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)

就労移行支援の利用対象となる発達障害

就労移行支援事業所は、自閉スペクトラム症や注意欠陥多動性障害、学習障害といった発達障害がある人も利用することができます。

また、障害者手帳を持っていないグレーゾーンの方の場合でも、主治医の意見書等があれば就労移行支援を利用することができます。

就労移行支援の利用対象となる発達障害の例
  • 自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)

(参考:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)

自閉スペクトラム症は、多くの遺伝的な要因が複雑に関与して起こる生まれつきの脳機能障害で、言葉の遅れ、会話が成り立たない、格式張った字義通りの言語など、言語やコミュニケーションの障害が認められることが多いです。

また、一つの興味・事柄に関心が限定され、こだわりが強く、感覚過敏あるいは鈍麻など感覚の問題も認められることも特徴の一つとされています。

注意欠陥多動性障害(ADHD)

注意欠陥多動性障害(ADHD)は、活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めないなどの「不注意」と、じっとしていられない・静かに遊べない・待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまうなどにより、学校や家庭で生活をおくるにあたって障害となっている状態のことを言います。

学習障害(LD)

学習障害は、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった学習に必要な基礎的な能力のうち、一つないし複数の特定の能力についてなかなか習得できなかったり、うまく発揮することができなかったりすることによって、学習上、様々な困難に直面している状態のことを言います。

発達障害のある人が就労移行支援事業所を選ぶときのポイント

発達障害のある人が就労移行支援事業所を選ぶときに重視したほうが良いポイントを5つ解説します。

①就職の実績で選ぶ

就労移行支援事業所は就職を目指すところなので、就職の実績はとても大切な指標です。

就職者数だけではなく、就職先の業種や職種も確認することをおすすめします。

例えば自身はIT系に就職したいと思っているのに、過去の就職先にIT系がないのであれば、その就労移行支援事業所では自身が希望するような支援が受けられないかもしれません。

②就職後の定着率で選ぶ

一般的に定着率とは、就職した人の中で6ヶ月以上継続して働いている人の割合をいいます。

卒業生が就職先の職場で働き続けられているかどうかを知るため、定着率もしっかりと把握しましょう。

定着率が高い就労移行支援事業所は、長期就労に向けての訓練プログラムを提供していると考えられます。

③発達障害に特化したプログラムで選ぶ

発達障害のある人は「なぜ怒られたのかわからない」という経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

発達障害の特性を理解するプログラムや、自己理解を促すプログラムを受けることで、怒られる理由が少しずつ理解できる可能性があります。

また、発達障害のある人に特化した職業訓練プログラムを受けることで新しい職場に適応しやすくなり、就職後の定着率が上がることが期待できるでしょう。

④聴覚や視覚過敏への配慮があるかどうかで選ぶ

発達障害のある人は、程度に差はありますが、聴覚や視覚が過敏である傾向があります。

聴覚が過敏な人であれば、空調の音が気になってプログラムに集中できない、周囲の雑音が気になって講師の話が頭に入らない、ということがあるかもしれません。

空調の音が気になるときは席の移動ができるか、周囲の音が気になるときに耳栓の使用ができるかなど、どのような配慮が得られるか確認してみましょう。

⑤職場体験の機会があるかどうかで選ぶ

発達障害のある人は、高いスキルがあるけど環境が変わるとそのスキルを発揮できないことがあります。

事業所の中でできることを場所が変わってもできるように、事業所外で作業する職場体験の経験を積むことは有益です。

事業所によって職場体験の内容や数が異なりますので、事前に聞いてみることをおすすめします。

神奈川県の就労移行支援事業所をランキングから選ぶ際の注意点

インターネットでは就労移行支援事業所に関する様々なランキングが公開されています。これらのランキングを参考にして、ご自身にあった就労移行支援事業所を探すためには、いくつか注意点がありますので、ご紹介していきます。

注意点①ランキングの評価軸

ランキングがどのような基準で作成されているかは必ず確認してみてください。就職実績、プログラムの内容、交通費・昼食の補助、スタッフの資格など、就労移行支援事業所を選ぶ基準は人によって異なるため、自分にとって重要な要素が含まれているかをチェックすることが大切です。

注意点②複数の情報を比較

先ほどお伝えしたように、評価軸はランキングによって異なります。そのため、一つのランキングだけに頼らず、他のランキングや口コミ、事業所検索サイトといった複数の情報源を比較することで、より客観的な視点で事業所を選ぶことができます

注意点③ランキングの信頼性

ランキングがどのような情報をもとに作成されているのかどうか、信頼できる情報元なのかどうかは確認しておきましょう。例えば、アフィリエイトサイトは収益を目的としているため、特定の事業所を優先的に紹介している可能性があります。中立的で信頼性の高いランキングは、第三者機関や公的機関による評価に基づいていることが多いです。

注意点④ランキングの作成日

ランキングは更新されることが多く、古い情報では現状を正しく反映していない場合がありますから、いつ時点の情報なのかは確認しておきましょう。

特に就労移行支援事業所の就職人数や就職後の職場定着率といった就職実績は、年によって違いがあるため、最新の情報をチェックしておいた方がよいでしょう。

就労移行支援事業所に関するよくある質問

グレーゾーンの人も就労移行支援を利用できる?

発達障害のグレーゾーンとは、発達障害の症状や特性がみられるものの診断基準を満たさないため、発達障害という診断名を受けられない状態のことです。グレーゾーンの方でも、医師の診断書や意見書がある場合は就労移行支援事業所を利用できる場合があります。

そもそも就労移行支援事業所って何?

就労移行支援事業所とは、障害や難病などで就労が難しい人に対して、就職の準備や就職活動の支援をするサービスです。

就労移行支援事業所と就労継続支援の違いは?

就労移行支援事業所は、一般企業への就職を目指す障害がある人に対して、就職活動の支援をします。原則給料は支払われません。

一方で就労継続支援は、一般企業への就職が難しい障害がある人に対して、仕事をする機会を提供します。仕事なので、作業に応じて給料や工賃が支払われます。

就労移行支援事業所はどんな人が対象なの?

就労移行支援事業所の対象者は、一般企業への就職を希望し、訓練することでそれが見込まれる65歳未満の障害のある人です。

障害者手帳がなくても、医師の意見書や診断書があれば対象になる可能性があります。

HSPの人は就労移行支援を利用できる?

HSPは「Highly Sensitive Person」の略で、感覚処理感受性の高い人たちのことを指します。

HSP自体は病気・障害ではありませんが、HSPのために生きづらさを強く感じ、うつ病や適応障害などの精神障害を発症している場合は就労移行支援を利用できる場合があります。

就労移行支援事業所に通いながらアルバイトはできる?

就労移行支援事業所に通いながらアルバイトをすることは原則できません。

ただし、お住まいの市区町村によって判断が異なりますので、どうしてもアルバイトをしなくてはいけない状況であれば相談してみてください。

就労移行支援事業所は何年通える?

就労移行支援事業所の利用期間は、原則2年間です。状況によってはその後1年の延長が可能です。

まとめ

ここまで、神奈川県で発達障害のある人向けのおすすめの就労移行支援事業所をご紹介してきましたが、いかがでしたか。

「どの就労移行支援事業所に行けばいいのか分からない」という場合は、あなたの希望条件に応じて、探し方のヒントをご案内させていただきます。

お困りの際は、ぜひお気軽にデイゴー就労支援ナビにご相談ください。

この記事を書いた人

デイゴー求人ナビ・就労支援ナビ編集部は、障害や難病のある人が働く上で役立つ情報や、就労移行支援、就労継続支援A型・B型における事業所運営のノウハウを発信しています。就労移行支援事業所の管理者経験者も在籍し、有識者にもご協力いただいています。

目次
  1. 神奈川県でおすすめの発達障害のある人が利用できる就労移行支援事業所の一覧
    1. ウェルビー新横浜前センター
    2. ウェルビー新横浜第2センター
    3. ウェルビー桜木町駅前センター
    4. ウェルビー戸塚駅前センター
    5. ウェルビー上大岡駅前センター
    6. ウェルビー平塚駅北口センター
    7. ウェルビー本厚木駅前センター
    8. 就労移行・定着支援事業所ビンゴ横浜
    9. アドライズplus横浜東神奈川センター
    10. ヴィストキャリア横浜駅前
    11. JOB PLACE COZY
    12. ピアジョブサポート二俣川
    13. 就労移行ITスクール溝の口
    14. Future Dream Achievement 川崎
    15. manaby川崎事業所
    16. 日本就労移行支援センター川崎駅前校
    17. ミラトレ川崎
  2. 神奈川県にある発達障害に特化した大手の就労移行支援事業所の一覧
  3. 発達障害のある人は就労移行支援事業所で何ができるの?
    1. 発達障害の支援に特化した就労移行支援事業所もある
  4. 就労移行支援の利用対象となる発達障害
    1. 自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
    2. 注意欠陥多動性障害(ADHD)
    3. 学習障害(LD)
  5. 発達障害のある人が就労移行支援事業所を選ぶときのポイント
    1. ①就職の実績で選ぶ
    2. ②就職後の定着率で選ぶ
    3. ③発達障害に特化したプログラムで選ぶ
    4. ④聴覚や視覚過敏への配慮があるかどうかで選ぶ
    5. ⑤職場体験の機会があるかどうかで選ぶ
  6. 神奈川県の就労移行支援事業所をランキングから選ぶ際の注意点
    1. 注意点①ランキングの評価軸
    2. 注意点②複数の情報を比較
    3. 注意点③ランキングの信頼性
    4. 注意点④ランキングの作成日
  7. 就労移行支援事業所に関するよくある質問
    1. グレーゾーンの人も就労移行支援を利用できる?
    2. そもそも就労移行支援事業所って何?
    3. 就労移行支援事業所と就労継続支援の違いは?
    4. 就労移行支援事業所はどんな人が対象なの?
    5. HSPの人は就労移行支援を利用できる?
    6. 就労移行支援事業所に通いながらアルバイトはできる?
    7. 就労移行支援事業所は何年通える?
  8. まとめ