一般企業で働きたいけれど、障害や病気でブランクの期間がある人の中には、「神奈川にはたくさんの就労移行支援があり、どこに通えばいいか分からない」、「精神障害の支援が充実している事業所はあるの?」と悩んでいる人もいるかもしれません。
このページでは、神奈川県で精神障害のある人向けのおすすめ就労移行支援事業所をご紹介していきます。
神奈川県でおすすめの精神障害のある人が利用できる就労移行支援一覧
就労移行・定着支援事業所ビンゴ横浜
就労移行・定着支援事業所ビンゴ横浜は、元町中華街駅より徒歩2分で、資格取得や昼食、交通費の補助など、支援制度が充実した事業所です。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
---|---|
昨年就職人数 | 6-9名(定員20名) |
就職定着率 | 80%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
就労移行支援施設タイガーマーリン
タイガーマーリンは、精神障害を持つ方々への包括的な支援を行い、特に職場での適応力向上を目指したトレーニングが充実しています。職場体験を通じた実践的なサポートが特徴です。
昨年就職人数 | 1-5名(定員10名) |
---|---|
就職定着率 | 60%未満 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
アドライズplus横浜東神奈川センター
アドライズplus横浜東神奈川センターは、交通費の一部補助制度があり、利用者の通所負担を軽減する取り組みを行っています。職場適応力向上を目指した支援が特徴です。
交通費 | 補助あり |
---|---|
昼食 | 補助あり |
資格取得支援 | あり |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
ヴィストキャリア横浜駅前
ヴィストキャリア横浜駅前は、精神障害を持つ方々を対象に、職場適応力と社会適応力を高めるためのプログラムが充実しています。個別サポートを通じて、利用者の成長を支援します。
平均利用期間 | 3〜6ヶ月 |
---|---|
昨年就職人数 | 10-14名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
JOB PLACE COZY
JOB PLACE COZYは、鶴見駅より徒歩3分で、ITや事務系のスキルをマンツーマンで学べる事業所です。
平均利用期間 | 6〜12ヶ月 |
---|---|
昨年就職人数 | 1-5名(定員16名) |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
Future Dream Achievement 川崎
Future Dream Achievement 川崎事業所は川崎駅から徒歩3分、京急川崎駅から徒歩1分にある、 「長く働き続けるための力」が身につく事業所です。
交通費の補助 | あり |
---|---|
在宅訓練 | 可能 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
ピアジョブサポート二俣川
ピアジョブサポート二俣川は、二俣川駅から徒歩5分、横浜西部エリアから好アクセスな地域密着型の事業所です。
昨年就職人数 | 1-5名(定員20名) |
---|---|
就職定着率 | 60%未満 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
就労移行支援施設ドラゴンマーリン
就労移行支援施設タイガーマーリンはJR平塚駅から徒歩5分にある、 現代で必要とされる専門的ITスキルを習得することができる事業所です。
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
---|
多機能型事業所 ラフレックス・オダサガ
多機能型事業所 ラフレックス・オダサガ事業所は、JR相模原駅から徒歩5分にある、週1日1時間から通所が始められる、実践形式で学ぶことでスキルアップができる事業所です。
昨年就職人数 | 1-5名(定員6名) |
---|---|
就職定着率 | 60%未満 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
就労サポートセンターねくすと
就労サポートセンターねくすと事業所はJR大船駅から徒歩5分にある、 実践的な業務で工賃をもらいながら就労準備ができる事業所です。
工賃の支給 | あり |
---|---|
就職定着率 | 80%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
ダイアモンドマーリン
ダイアモンドマーリン事業所は、相模原市中央区のバス停弥栄より徒歩0分にある、 ITに特化して訓練を行ってる事業所です。
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
---|
就労移行支援事業所 Ciao センター南
就労移行支援事業所 Ciao センター南は、センター南駅から徒歩5分、多様な職業訓練を提供している事業所です。
昼食・交通費 | 補助あり |
---|---|
PC無料貸与 | あり |
在宅訓練 | 可能 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体 |
日本就労移行支援センター川崎駅前校
日本就労移行支援センター川崎駅前校は川崎駅から徒歩3分、京急川崎駅から徒歩1分にある、 看護師資格の保有者が常駐している高い事業所です。
対応障害 | 精神/発達/難病 |
---|---|
プログラム内容 | 精神・発達・休職者に特化した専門カリキュラム |
専門スタッフ | 看護師資格保有者が常駐 |
プレップ未来カレッジ
プレップ未来カレッジは、京急堀ノ内駅から徒歩0分で、「社会へ出ることに不安がある、やりたいことが見つからない、何をやっても長続きしない。」という人に向けてサポートを行っています。
特徴 | 一人ひとりの適性に合わせた訓練、自立訓練(生活訓練)併設 |
---|---|
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
ジョブネット横浜
ジョブネット横浜は、横浜駅から徒歩4分。企業連携を活かした実践的なトレーニングが魅力で、実際の職場を模した環境での訓練が可能です。定着支援にも力を入れており、長期的なキャリア形成をサポートしています。
昼食 | 補助あり |
---|---|
在宅訓練 | 可能 |
就職後の定着支援 | あり(最大3年間) |
対応障害 | 精神/発達 |
鶴見ワークトレーニングハウス
鶴見ワークトレーニングハウスは、鶴見駅から徒歩9分。地域との連携を重視し、地元企業での実習機会が豊富です。利用者が実際の職場での経験を積みながら、自己成長を図ることができます。
プログラム内容 | 縫製・軽作業・カフェ・清掃・事務・受付・販売など各種作業、能力向上や苦手克服のトレーニング等 |
---|---|
対応障害 | 精神/知的/発達 |
就カレワークス
就カレワークスは、新横浜駅から徒歩7分。就職後のフォローアップに力を入れており、長期的なキャリア形成をサポート。カリキュラムには、自己理解を深めるワークショップが含まれており、自己成長を促進します。
平均利用期間 | 12〜18ヶ月 |
---|---|
昨年就職人数 | 10-14名(定員20名) |
就職定着率 | 90%以上 |
対応障害 | 精神/知的/発達/身体/難病 |
神奈川県にある大手の就労移行支援事業所の一覧
ここでは、神奈川県にある大手の就労移行支援事業所を一覧でご紹介します。
全国展開している大手の就労移行支援事業所は利用者数が多く、精神障害のある人の就労実績が多いため、就職支援のノウハウが蓄積している傾向にあります。
これらのデータを基に精神障害のある人にとって適切なプログラムを作り、就職先の開拓をしているので、安心して支援を受けることができるでしょう。
サービス名 | 神奈川県にある事業所 | ポイント |
---|---|---|
就労移行支援manaby | 横浜関内南口|横浜関内駅前|川崎|相模原駅前|その他3事業所 | 就職後の職場定着率は89.4%(2023年) 在宅就労率は30.5%(2023年) eラーニングでITスキルも学べる |
ディーキャリア | 横須賀三浦|藤沢|ITエキスパート横浜馬車道|横浜|横浜東口|海老名|ITエキスパート海老名|川崎 | 発達障害の特性に応じたコンテンツ 就職後の職場定着率は91.3%(2022年) 全国に91事業所 |
atGPジョブトレ | 横浜 | 事務職での就職率は94.5%(2019-2020年) 5つの障害別コースあり 就職後の定着率は91%(2019年) |
就労移行ITスクール | 溝の口|登戸|藤沢|横浜戸塚|その他9事業所 | IT職種への就職率は41%(2021年) 就職後の職場定着率は94% 約50種類の職種に就職 |
ニューロリワーク | 2事業所 | うつ病やメンタル不調のある方に復職・就職をサポート 復職・就職後の定着率は90.2% 生活習慣を整える科学的根拠のあるプログラム |
ミラトレ | 4事業所 | 就職後の職場定着率は97%(2023年) 利用者の満足度は約9割(2023年) |
ココルポート | 19事業所 | 就職者数は762名(2023年) 就職後の職場定着率は90%(2023年) |
ウェルビー | 12事業所 | 全国に113事業所 就職後の定着率は91%(2024年) |
LITALICOワークス | 20事業所 | 就職者数は2,051名(2023年) 就職後の定着率は89%(2023年) |
精神障害のある人が利用できる就労移行支援では何ができるの?
就労移行支援事業所とは、障害などが理由で就労が難しい人に対し、一般就労を目指して就職の準備や就職活動を支援するサービスです。
精神障害のある人の中には、就職活動が不安、人と関わるのが怖い、と悩んでいる人もいるかもしれません。
就労移行支援事業所では、スタッフと一緒に就職に向けた準備を進めていくので、不安があれば適宜相談することができます。個別対応が可能な就労移行支援事業所も多いので、集団での活動が苦手な人でも通いやすいでしょう。
精神障害に特化した就労移行支援事業所もある
就労移行支援事業所は、障害の種別を問わずに受け入れるのが一般的です。
ただし、精神障害のある人に特化したプログラムを提供している就労移行支援事業所もあります。
- 統合失調症
- うつ病、躁うつ病(双極性障害)などの気分障害
- てんかん
- 薬物依存症
- 高次脳機能障害
- 適応障害
- パニック障害、強迫性障害などの不安障害
- パーソナリティ障害
- 睡眠障害
- 自閉スペクトラム症 (ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
- そのほかの精神疾患(ストレス関連障害等)
就労移行支援の利用対象となる精神障害
就労移行支援事業所の利用対象となる精神障害の例をご紹介します。精神障害者保健福祉手帳の等級が3級であっても1級であっても、就労移行支援を利用することができます。
また、精神障害者保健福祉手帳を持っていない場合でも、主治医の意見書等があれば就労移行支援を利用できます。
- 統合失調症
- うつ病、躁うつ病(双極性障害)などの気分障害
- てんかん
- 薬物依存症
- 高次脳機能障害
- 適応障害
- パニック障害、強迫性障害などの不安障害
- パーソナリティ障害
- 睡眠障害
- 自閉スペクトラム症 (ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
- そのほかの精神疾患(ストレス関連障害等)
うつ病、躁うつ病(双極性障害)などの気分障害
気分障害は、気分の落ち込みが数週間以上にわたって続く「うつ病」と、うつ状態とエネルギッシュな状態が交代で繰り返し現れる「双極性障害」が代表的なものです。
(参考:厚生労働省 ヘルプノート)
適応障害
適応障害は、特定のストレスによって、気分が落ち込む、外出ができなくなる、眠れなくなる等の症状が出て、社会的な生活が困難になっている状態です。
(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット)
統合失調症
統合失調症は、自分の考えや気持ちがまとまりにくい状態が続く精神疾患です。症状として、幻聴や幻覚といった陽性症状、無気力になり喜怒哀楽といった感情が乏しくなる陰性症状があります。100人に1人程度が発症するといわれているので珍しい病気ではありませんが、原因はまだ完全には解明されていません。
(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット)
てんかん
てんかんは、光がチカチカ見える、手がピクピク動く、全身のけいれん発作などの「てんかん発作」をくりかえし起こすことを特徴とする脳の病気です。
(参考:国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 こころの情報サイト)
パニック障害、強迫性障害などの不安障害
不安障害は、精神的な不安から、こころと体に様々な不快な変化が起きるものです。不安障害には様々な種類がありますが、代表的なものにパニック発作がくりかえされる病気であるパニック障害や、自分でも不合理だとわかっていても、しないではいられない強迫行為を繰り返す強迫性障害などがあります。
(参考:厚生労働省 こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~)
高次脳機能障害
高次脳機能障害は、事故や病気などが原因で脳が損傷され、話す・考える・覚える・集中することなどが難しくなり、生活に支障をきたす状態のことです。
(参考:高次脳機能障害情報・支援センター 高次脳機能障害ってなんだろう?)
パーソナリティ障害
パーソナリティ障害は、大多数の人とは違う反応や行動をすることで本人が苦しんだり、周囲が困ったりする場合に診断され、うつ病などの他の精神疾患を引き起こす性質があります。
(参考:国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 こころの情報サイト)
自律神経失調症
自律神経失調症は、明らかな身体の病気がないにも関わらず、全身倦怠感、めまい、頭痛、動悸など、自律神経のバランスが崩れていると感じることによる不調のことです。
(参考:厚生労働省 こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)
神奈川県の就労移行支援事業所の口コミ・体験談・評判
ここでは、神奈川県の就労移行支援事業所を利用した人の体験談をご紹介していきます。
30代女性(精神障害・事務職)の体験談・口コミ
初めのうちは週2日通所し、生活リズムを整えていき少しずつ通所日数を増やしていき、週3日・1日4時間利用していました。支援員さんも親切で親身になって困りごとや相談を聞いてくれ、就カレワークスという学習環境があったので、集中して勉強ができました。その結果、満点合格でMicrosoft Office Excelの資格をとることができ、自分に自身を持つことができました。 また、認知行動療法のワークによって今までの偏った思考が少しずつですが、段々と解されていったのを感じました。
その結果、士業事務所の事務職として障害者雇用枠で就職することができました。
精神障害のある人が就労移行支援事業所を選ぶときのポイント
①就職の実績で選ぶ
就労移行支援事業所へは、一般企業への就職を目指して通所します。
就職者数が多いほど就職に向けての支援がしっかりしているといえるので、就職者数の実績は見るべき指標です。
就職者数だけではなく、どのような業界や職種に就職しているかも確認できるとより良いでしょう。
自身が就職したい業界の就職者数が多い就労移行支援事業所であれば、業界の知識が深いスタッフがいる可能性がありますので、特定の業界への就職を希望する場合は、参考にしてみてください。
②就職後の定着率で選ぶ
就労移行支援事業所は、長期就労ができるようにサポートする役割も担っています。そのため、就職後も6ヶ月間は支援が継続します。
定着率とは、就職した人のうち6ヶ月以上仕事を続けている人の割合です。就職者数は多いのに定着率が低いのは、就職してもすぐに辞めてしまう人が多い傾向にあるということになります。
定着率が高いところ、すなわち長く就労できている人が多い就労移行支援事業所を選ぶといいでしょう。
③精神障害に特化したプログラムで選ぶ
精神障害のある人が就職や復職する際に大事なことは、再発予防です。
職場での悩みやストレスを貯めすぎないようなスキルがあると、長期就労につながります。
そのため、就労移行支援事業所を利用している間、精神障害のある人を対象とした自己理解を促すプログラムなどに参加することをおすすめします。
メンタルケアについて学び、ストレス対処法を身につけ、長期就労を目指しましょう。
④少ない通所日数からスタートできるところを選ぶ
精神障害のある人が就労移行支援事業所という新しい場に足を踏み入れるのは、大変勇気がいることだと思います。
慣れるまでは、通所だけでも疲弊してしまうこともあるでしょう。
最初から頑張りすぎて続かなくなってしまってはいけないので、無理のない日数から始められる就労移行支援事業所を選ぶと安心です。
⑤在宅訓練があるところを選ぶ
就労移行支援事業所の中には、在宅訓練を提供しているところもあります。
メンタルの不調で通所が難しくなったとき、オンラインでの訓練や面談がある就労移行支援事業所であれば、支援が途切れる可能性が減ります。
体力をつけるという意味で就労移行支援事業所に通所することは大事ですが、状況によってオンラインでも対応できるかどうか、確認してみましょう。
神奈川県の就労移行支援事業所をランキングから選ぶ際の注意点
インターネットでは就労移行支援事業所に関する様々なランキングが公開されています。これらのランキングを参考にして、ご自身にあった就労移行支援事業所を探すためには、いくつか注意点がありますので、ご紹介していきます。
注意点①ランキングの評価軸
ランキングがどのような基準で作成されているかは必ず確認してみてください。就職実績、プログラムの内容、交通費・昼食の補助、スタッフの資格など、就労移行支援事業所を選ぶ基準は人によって異なるため、自分にとって重要な要素が含まれているかをチェックすることが大切です。
注意点②複数の情報を比較
先ほどお伝えしたように、評価軸はランキングによって異なります。そのため、一つのランキングだけに頼らず、他のランキングや口コミ、事業所検索サイトといった複数の情報源を比較することで、より客観的な視点で事業所を選ぶことができます。
注意点③ランキングの信頼性
ランキングがどのような情報をもとに作成されているのかどうか、信頼できる情報元なのかどうかは確認しておきましょう。例えば、アフィリエイトサイトは収益を目的としているため、特定の事業所を優先的に紹介している可能性があります。中立的で信頼性の高いランキングは、第三者機関や公的機関による評価に基づいていることが多いです。
注意点④ランキングの作成日
ランキングは更新されることが多く、古い情報では現状を正しく反映していない場合がありますから、いつ時点の情報なのかは確認しておきましょう。
特に就労移行支援事業所の就職人数や就職後の職場定着率といった就職実績は、年によって違いがあるため、最新の情報をチェックしておいた方がよいでしょう。
就労移行支援に関するよくある質問
まとめ
ここまで、神奈川県で精神障害のある人向けのおすすめの就労移行支援事業所をエリアごとにご紹介してきましたが、いかがでしたか。
「どの就労移行支援事業所に行けばいいのか分からない」という場合は、あなたの希望条件に応じて、探し方のヒントをご案内させていただきます。
お困りの際は、ぜひお気軽にデイゴー就労支援ナビにご相談ください。