一般企業で働きたいけれど、障害や病気でブランクの期間がある人の中には、「大阪府にはたくさんの就労移行支援事業所があり、どこに通えばいいか分からない」、「自分にあった企業に就職できるの?」と悩んでいる人もいるかもしれません。
このページでは、大阪府で就職率が高い・就職実績のあるおすすめの就労移行支援事業所をご紹介していきます。
大阪府で就職率が高い・就職実績のある就労移行支援一覧
大阪府で就職率が80%以上の就労移行支援3選
ここからは、大阪府で就職率が60%以上の就労移行支援事業所を以下のエリアごとにご紹介していきます。
ディーキャリア 大阪なんばオフィス
ディーキャリア大阪なんばオフィスは、特に発達障害や精神的な課題を持つ方々への支援に注力しています。個別対応のプログラムを通じて、利用者の特性に合った就労支援を行い、社会での定着をサポートしています。昨年の就職率は100%という優れた実績を誇ります。
- 発達障害や精神的な課題に特化した支援
- 個別対応のプログラムを提供
- 昨年の就職率100%の実績
ワンモア豊中
ワンモア豊中は、利用者が持つ特性に合わせたカスタマイズされた支援を提供しており、特に就労後のフォローアップにも力を入れています。就労スキルだけでなく社会的スキルを磨くサポートも充実しており、昨年の就職率は80%です。
- カスタマイズされた支援プログラム
- 就労後のフォローアップに注力
- 昨年の就職率80%の実績
ニコサービス城東センター
ニコサービス城東センターは、実践的な職業訓練を通じて、利用者が社会で即戦力として活躍できるようなサポートを提供しています。特に、個別対応のプログラムが充実しており、昨年の就職率は100%を達成しています。
- 実践的な職業訓練を提供
- 個別対応のプログラムが充実
- 昨年の就職率100%の実績
大阪府で1年以内の就職を目指せる就労移行支援4選
ここからは、大阪府で平均利用期間が12ヶ月未満の就労移行支援事業所を以下のエリアごとにご紹介していきます。
就労移行支援 セルポート吹田
セルポート吹田では、利用者一人ひとりに合わせた職業訓練を提供し、長期的な就労を目指したサポートを行っています。職場定着に向けたフォローアップも充実しており、安心して働き続けられる環境が整っています。平均利用期間は12ヶ月です。
- 長期的な就労を目指したサポート
- 職場定着に向けたフォローアップ
- 平均利用期間12ヶ月
はぐみワークス
はぐみワークスでは、利用者が自信を持って社会に出られるよう、実践的な職業訓練とサポートを提供しています。特に、就労後のフォローアップ体制が整っており、安定した就労を目指す支援が特徴です。平均利用期間は8ヶ月です。
- 実践的な職業訓練を提供
- 就労後のフォローアップが充実
- 平均利用期間8ヶ月
ディーキャリア枚方駅前オフィス
ディーキャリア枚方駅前オフィスでは、発達障害や精神的な課題を持つ利用者に特化した支援を提供しています。短期間でのスキル習得を目指し、利用者が職場にスムーズに適応できるようサポートします。平均利用期間は6ヶ月です。
- 発達障害や精神的課題に特化した支援
- 短期間でのスキル習得をサポート
- 平均利用期間6ヶ月
ワンモア八尾
ワンモア八尾では、利用者が安心して就労できるよう、個別にカスタマイズされた支援プログラムを提供しています。長期的な支援を通じて、職場での適応力を高めるサポートが充実しています。平均利用期間は12ヶ月です。
- 個別カスタマイズされた支援プログラム
- 長期的な職場適応力のサポート
- 平均利用期間12ヶ月
大阪府にある大手就労移行支援の就職実績の一覧
ここでは、大阪府にある大手の就労移行支援事業所の就職率や就職後の定着率、就職するまでの利用期間等を一覧でご紹介しています。
※2024年7月25日時点の情報を参照
サービス名 | 就職実績・特徴 | 大阪府にある事業所 |
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ディーキャリア(d-career) | 就職後の職場定着率は91.3%(2022年) 就職時平均給与は19.3万円(2021年度 正社員採用実績) 発達障害の特性に応じたコンテンツ | ITエキスパート京橋|大阪なんば|梅田|ITエキスパート高槻|高槻|枚方駅前|その他2事業所 |
atGPジョブトレ | 事務職での就職率は94.5%(2019-2020年) 就職後の定着率は91%(2019年) 5つの障害別コースあり | 梅田 |
atGPジョブトレIT・Web | 3人に1人が未経験からIT職へ就職(2022年) PCは1人1台完備、教材費用は無料 | 心斎橋 |
ニューロリワーク | 復職・就職後の定着率は90.2%(2024年) 復職・就職人数は760名(2024年) うつ病やメンタル不調のある方に復職・就職をサポート | 梅田 |
就労移行支援manaby(マナビー) | 就職後の職場定着率は89.4%(2023年) 在宅就労率は30.5%(2023年) eラーニングでITスキルも学べる | 大阪梅田|その他2事業所 |
就労移行ITスクール | IT職種への就職率は41%(2021年) 就職後の職場定着率は94% 約50種類の職種に就職 | 2事業所 |
ウェルビー(welbe) | 就職人数は1142名(2023年) 就職後の定着率は91%(2024年) 全国に113事業所 | 6事業所 |
ミラトレ | 就職後の職場定着率は97%(2023年) 就職率は95.6%(2023年) 平均利用期間は「1年以上1年半未満」が35% | 梅田 |
Cocorport(ココルポート) | 就職者数は762名(2023年) 就職後の職場定着率は90%(2023年) | 5事業所 |
LITALICOワークス | 就職者数は2,051名(2023年) 就職後の定着率は89%(2023年) | 12事業所 |
就労移行支援事業所を利用した人の就職率はどのくらい?
就労移行支援事業所は、一般企業で働くことを希望する障害や難病のある人が、訓練や実習等を通して、適性に合った職場への就労や定着を目指すサービスです。
就労移行支援事業所を利用した人の就職率(事業所から企業等へ就職した人の割合)の全国平均は、2021年度に56.3%で、約1.8人に1人が就労移行支援を利用して一般企業等へ就職していることが分かります。
また、就労移行支援を利用して就職するまでの平均期間は15.9ヶ月となっています。
就職率(一般就労移行率) | 56.3%(2021年度) |
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平均利用期間 | 15.9ヶ月(2017年度) |
就職者数 | 13,946人(2021年度) |
就労移行支援事業所を利用した人の就職先は?
就労移行支援事業所を利用した人の就職先は、以下のように様々な業種・職種・雇用形態があり、ご自身の適性や症状の状況等によって適切な就職先を選んでいきます。
就職先の職種の例 | 事務関連(一般事務・営業事務、総務・人事等)、軽作業関連(梱包作業・検品・組立・組付け等)、接客・販売・営業関連(営業・バックヤード・商品管理)、クリエイティブ関連(編集者・Web制作・エンジニア・社内情報システム)、専門職関連(ヘルスキーパー・看護師・介護職員・ヘルパー)など |
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就職先の業種の例 | 卸売業・小売業、製造業、サービス業、医療・福祉、運輸業・郵便業、建設業、宿泊業・飲食サービス業、金融業・保険業、不動産業・物品賃貸業など |
就職先の雇用形態の例 | 正社員契約社員・嘱託社員派遣社員パート・アルバイト |
また、就労移行支援事業所の利用者は障害者雇用枠で就職する場合も多いです。企業ごとに定められた障害者雇用枠、または特例子会社は、給料は一般に比べて抑えられています。
しかし、合理的配慮が行き届いている傾向があるほか、障害者雇用枠がある企業は比較的大規模な会社が多く、福利厚生が整っていたり、キャリアアップの道筋が整えられていたりするところもあります。
大阪府で就職実績から就労移行支援を比較するポイント
就労移行支援事業所の就職実績には様々な観点があるため、比較のポイントをご紹介していきます。
①就職率
就職率は、事業所から企業等へ就職した人の割合で、一般就労移行率等と表現することもあります。2021年度の就職率の全国平均は56.3%です。
②就職までの平均利用期間
できるだけ早く就職したいと考えている場合は、その事業所を利用した人が就職するまでの平均期間を比較するのがおすすめです。
ただし、焦って就職をすると仕事が続かない場合もあるため、障害や病気の状態に合わせて適切な就職時期を見極めてくれる事業所かどうかは事前に確認しておくとよいでしょう。
③就職後の定着率
就職後の定着率は、事業所から就職した人が6ヶ月まで仕事を続けている割合のことを言います。
例えば、平均利用期間は短いけれど就職後の職場定着率が低い事業所は、自己理解が深まる前に就職してしまって短期離職してしまった人が多いことも考えられます。
就職後にも働き続けられるような企業へ就職したい場合は、職場定着率がどのくらいなのかという観点で比較するのも大切になります。
④就職先の職種
ご自身が就職したい職種が既に決まっている場合は、その職種への就職実績があるかどうかは事前に確認しておいた方がよいです。
例えば、エンジニアの就職者数が多い場合は、エンジニアに関連する企業とのつながりを持っていたり、エンジニアの実務経験者がスタッフとして在籍していたりする場合もあり、エンジニアへ就職できる可能性も他の事業所より高いでしょう。
就職実績以外のポイントで就労移行支援を選ぶ方法
①支援制度で選ぶ
就労移行支援事業所に通っている間は、原則アルバイトなどで働くことができません。少しでも利用者の経済的な負担を減らす観点から、交通費や弁当・昼食の補助以外にも、資格検定の教材や受験費用の補助、PCの無料貸与などの支援制度を設けている事業所があります。
②駅からの距離・通いやすさで選ぶ
就労移行支援事業所に休みなく安定的に通所していたという実績は就職活動においてアピールポイントにもなるため、在宅での訓練が中心となる一部の事業所を除いて、週5日の通所を目指す場合が多いです。
ですから、駅からの距離や駐車場の有無など、ご自宅から無理なく通い続けることができる範囲で事業所を選ぶのは大事なポイントになってきます。
③プログラム内容で選ぶ
就労移行支援のプログラム内容は事業所によって様々ですが、一般型とIT特化型、障害・疾病特化型の3つに大きく分かれます。
一般型の就労移行支援事業所は、自己理解や生活リズム・日常生活の管理、ビジネスマナーなど、就職に向けたスキルを身に付けるためのサポートを行います。
こうしたプログラムに加えて、IT特化型ではプログラミングやWebデザイン等の専門的なスキルを学ぶことができるほか、障害・疾病特化型では発達障害など特定の障害や疾病に対する理解や困りごとへの対処法を身に付けることができます。
まとめ
ここまで、大阪府で就職率が高い・就職実績のあるおすすめ就労移行支援事業所をエリア別でご紹介するほか、就労移行支援の利用者の就職先の例も合わせて説明してきましたが、いかがでしたか。
デイゴー就労支援ナビでは、就職後の定着率や就職人数、平均利用期間などから、通いたい地域の就労移行支援事業所を比較することができます。
また、「どの就労移行支援事業所に行けばいいのか分からない」という場合は、あなたの希望条件に応じて、探し方のヒントをご案内させていただきます。
お困りの際は、ぜひお気軽にデイゴー就労支援ナビをご利用ください。